子どもたちは商品ではない!

オススメ

私の想い

きっと、私は考えが甘いのだろう。

塾の先生としては、
間違った考えを持っていると思う。

学習塾の最大の魅力は、
”志望校に合格”させることだろう。

だけど、そればかりを求めると
”子どもたちを傷つける”こともある。

成績UPや志望校って、
本当に子どもが望んでいることなのか
私はよく子どもたちと会話しながら、
本音を聞くことを心がけています。

子どもたちが望んでいないことを、
大人の意見だけで押し付けることに
この数年違和感を覚えています…。

大人でもありませんか?
気持ちが乗らないことをするときって
なかなか進んでやらないですよね…。

子どもの勉強も同じ要素を
含んでいると思っています。

子どもたちを商品化

○○高校合格!
○○高校△△名合格!
定期テスト400点突破!

これは、学習塾の案内を見たら
よく見かける案内ですよね。

塾としては、実績をアピールして
新しい生徒に来てもらいたいです。

そのために、
一番効果のある宣伝方法が
”実績を掲載”することだと思う。

保護者の方々も、
学習塾を決めるときの判断材料に
”成績・合格実績”を気にされる方々が
多いと思います。

個人的に思うことなのだが、
生徒たちの結果が商品化されて
しまっていることに違和感がある…。

高校生活は大丈夫?

冷静に考えると、
志望校に合格させるのはいいのだが
高校生活や大学受験など、
先のことを本当に考えて
子どもたちに進路指導を
行っているのだろうか
…。

高校生に話を聞いていると、

・選抜入試で合格しても学年で
 最下位の方にいる。
・○○くん、進級があやしい。
・○○さん、大学受験失敗して
 浪人した。
などなど…
高校生活の話を聞くと、
私は本当にその進路選択は
考えさせられてしまう。

志望校に合格する確率が
50%くらいの場合
果たして本当に
”志望校を合格させる”ことが
その人のためになるのだろうか?

受験でもし合格したとしても、
ギリギリで入学した場合、
すでに高校授業にはついていけない
可能性がある。

それだったら、
志望校を下げて余裕のある高校生活を
送りながら勉強した方が、
大学受験では優位になる
可能性もある。

私は進路面談を行うときに、
必ずどちらの場合についても
きちんと保護者にお伝えするように
心がけています。

実際に、
厳しい状況で受験をして
合格した生徒が退学したケースを
何人も卒業生の中にいたからです…。

ゴールはどこ!?

きっと私はこんな甘いことを
言っているようでは本当に
ダメなんでしょうね…。

ゴールをどこに定めるかによって、
物事の見え方って変わってきます。

私の考えは…
”高校入試の結果”という
小さな枠組みではなく、
大学受験や社会に出たときのことを
考えて日々子どもたちと
向き合っていこうと思います!

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