この1年を振り返る

保護者の方へ

”普通”が変わってきた

この数年間を振り返ってみると、
年々”当たり前”と思っていることが
ズレてきているように思う。

・学校の提出物を出す
・レポートを提出する
・消しゴムを使う
・間違い直しをする
・見直しをする

などなど…。

私からすると当たり前だと
思ってずっとやってきたこと…。
だけど、
今は当たり前ではなくなりつつある。

改めて、
子どもたちの勉強の当たり前の感覚が
ズレてきているように思う。

指摘するのか悩む…

この数年悩んでいて
答えが見つかっていないものがある。

”子どもたちを指摘するのか…”

私は子どもたちに指摘はしているが、
何度も指摘しても改善されない場合は
しばらく様子を見るようにしている。

テスト・入試に関係のある
プリントなどを用意しても
放置されているのを見ると
いろいろと考えることがある…。

添削したプリントなどが、
ゴミ箱に捨てられているのを見ると、
本当にこのままでいいのかと思う。

指摘しても、
反発されたり・舌打ちなどをされると
どう対処しようか正直に悩む…。

反発して余計にしなくなる

私が指摘をするのか悩む最大の理由は
”反発して余計にしなくなる”ことを
恐れているからである…。

漢字テストをして、
間違えた漢字を10回する!

これを実際にしてもらうのも
なかなか一筋縄でいかない…。

「やり直しをした!」と聞いたので
「見直しを見せて!」と頼むと
返事がない…。

慌てているので聞いてみると、
「実際はやっていません…」

この繰り返しが何度も続く。

指摘して怒れば、
反発して小テストもしなくなる…。

これならば、
指摘はせずに小テストだけを
受けてもらった方が、
まだ成績が伸びる可能性はある。

小テストを繰り返している間に、
成績が伸びないことに対して
”危機感”を抱けば、
”きっと変わってくれる!”と
信じてタイミングを待つしかない…。

本当の”子どものため”

”子どものため”
この言葉は抽象的で難しい…

状況に応じて
言葉の意味が変わってくると思う。

私の仕事は、
受験を通して社会に出ても
困らない考え方を身に付けること!

だけど、
私の考え方は時代の流れに
逆行をしているように感じている。

志望校に合格するよりも、
子どもたちを楽しんでもらうことが
時代の流れのようになっているように
私は思っています。

私は成績を伸ばすことは、
昔に比べて簡単だと思っています。

だけど、
”当たり前”だと思っていたことを
当たり前のようにする!
この段階が非常に難しくなってきた
ように思います。

そろそろ潮時なのかな…

私はこの仕事を始めたときから、
時代の流れ関係なしに
将来必要だと思うことを
追い求めて授業を行ってきた。

最近は、時代の流れとのギャップを
痛感する日々を過ごす中で
本当に自分自身の役割はなんだろう?
これが最大の悩みと思っています。

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